海溝

覚書とか忘れたいこととか

初めて推し不在の誕生日会をした話(当日編/前編)

ここまでのあらすじ:

8年間推しの誕生日を知らず過ごしてきたオタクがある日突然推しの誕生日を知ったら盛大に祝わずにはいられなかった。

hotwater16g.hateblo.jp

↑こちらの記事の続きです。引き続き夢と虚言のみで構成されている記事になるので苦手な方はそっと閉じてNetflixでタイバニ2を見てください。とても面白いです。

 

目次

 

宴の始まり

迎えた2022年6月19日。日付が変わると同時にサイトの更新を済ませ、Twitterに祝いの言葉を流していたら麦さんからDMが来ました。

 

いや、よろしくじゃねえよ(困惑)

この時点で「なんかうちらはヤバいことに首突っ込んだんじゃないかな」という疑惑は確信に変わった。プロの犯行すぎる。こんな逸材をインターネットの海に解き放っておいて大丈夫なのかな。

あと手配するときに気づいたけど、船の乗り場の最寄りは「日の出駅」で、ホテルの住所は「日の出」なんですよね。Risingじゃねえか。なんて偶然。

 

支度をする

前回の記事のとおり、推しのバースデーイベントに呼ばれた女という設定でめかしこんであれこれをすることになった私たち。

当日までにドレス、アクセサリー等を各々準備してきました。

お互いどんな格好をするのかは当日のお楽しみだったのがめちゃくちゃ楽しかったですね。多分一緒に選んでても楽しかっただろうけど。

私はプロの友人(オタクの美容師)にヘアメイクをお願いしたのですが、「宴の中心的な奴ではなく後方彼女面してる系の女にしてください」という私の無茶なお願いを汲み取ってくれて、最高にちょうどいいアレンジとメイクをしてもらいました。

梅雨時でしたが幸運なことにお天気にも恵まれてよかったです。ただクッッッソ暑かったので髪型を当初とは違う形に変更してもらうというあれこれはあった。

 

船に乗る

そんなこんなで“仕上がった”状態でいざ日の出駅へ。

最初のイベントは東京湾クルーズです。

www.symphony-cruise.co.jp

なんで船…?とツッコまれたらめっちゃ困るんですけど、とりあえず「なんか非日常感味わえるゴージャスでファビュラスなことやろう」と思ったらこれかなと。

色んなプランがあるのですが、私たちが今回選んだのは15時頃から1時間ほどかけて台場周辺をぐるっと回って帰ってくる、恐らく一番お手軽なプラン。

14時30分頃改札の前で合流することになっていたのですが、気合入れてめちゃくちゃ早く着いてしまった私はそわそわしながら麦さんを待ちます。

数分後、改札の向こうから武装した女が現れました。

ぬるい海風が吹く日の出駅改札前で合流する明らかに結婚式帰りな女ふたり。

 

おゆ「完全に『良い式だったね…』モードだが?」

麦さん「それな」

 

そんなやり取りもしましたがもうなんかどうでもよくなってた。

お互いのコーディネートの詳細は追々語るとして、とりあえず乗り場に向かいます。

私は全く別件でつい二週間ほど前にも来てたので、乗り場の場所はバッチリでした。

乗り場から数分歩いたところにあるレストラン&カフェもおすすめです。UNISON SQUARE GARDENのオタクなら多分ニコッとしてしまう名前。

東京湾の汚さには目を瞑りましょう。

 

さて、受付を済ませて出航を待ちます。

記念写真も撮りました。

数年前ひとりでキトラ古墳を見に行ったときぶりに役に立った、私のミラーレスの遠隔操作機能。

ありがとうOLYMPUS

 

話が逸れた。時間になり、いよいよ船内へ。

今回乗るのはモデルナという名の船。5万回くらい言われてんだろうけど「ワクチン…」って言っちゃった。みんな言うてるやろ。

指定された部屋に向かい、席に案内され、キョロキョロと周囲を観察しながら過ごしているとケーキが運ばれてきました。

 

おゆ「私…持ってきちゃったんだよね…『ぬい』を…」

麦さん「私も…」

 

普段推しのグッズを持ち運ぶ文化の無い我々。ビクビクしながら記念写真を撮りました。

これ!!!!めっちゃやりたかったやつ。  

すごく楽しかったです。ぬいやアクスタを持ち運んでる友人たちはこんなに幸せなことをしてたんだね…もっと早く知りたかった、この幸せを。

でも撮り終えたらすぐしまう(小心者)

 

途中「写真撮りますよ」と周ってきてくれたお姉さんにちゃんとした記念写真も撮ってもらいました。

これだけ見るとマジで結婚式帰りにクルージングに来た人たち。

 

出航して間もない頃、「本日お誕生日の方がいらっしゃぃます!」というアナウンスと共にお誕生日のキッズの元にケーキが運ばれるというサプライズがあったのですが、かつてキャラクロに通い詰めた我々は「to me & to us来る!?」と違う意味でそわそわしていた。

このネタわかる人いたらとてもうれしい。当然流れませんでした。

 

さっさとケーキを食らい、船内の探検に出かけました。 

ライオンが居る良い椅子。

良い色の階段。

デッキにも出ました。

ガチの台場に大興奮したりレインボーブリッジの腹を見たり、普通にクルージングを楽しんでしまった。

この記事書いてて思ったけど今んとこぬいと写真撮ったくらいしか推し活らしいことなんもやってねえな?

でも超楽しかったです。楽しいからいい。開き直るオタク。

 

景色を普通に楽しんでいるとあっという間に船は芝浦に帰ってきました。

ここからいよいよ本会場の宿へと向かいます。

東京駅の京葉線乗り場までの道のりを思い出してゲッソリしながら……

 

続きます。