テニミュを9年ぶりに観劇した話
2.5次元舞台が市民権を獲て久しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2/16夜、ミュージカル『テニスの王子様』を9年振りに観劇したのですが、なんかもう色々と衝撃を受けていてもたってもいられなくなったので今日はその時産まれたクソデカ感情を頑張って文字にして書き出したいと思う所存です。
9年振りと書きましたが、私とテニミュの出会い、それからどうして9年もの間疎遠になっていたかについては書くと長くなってしまうのでまた別の折に触れたいと思います。機会があれば。
一応この記事を読むにあたって読者の方に知っておいていただきたいざっくりとした私とテニプリの関係としては
・テニプリは中高時代に一通り読んでた
・テニミュとの出会いは2008年夏頃(当時大学1回生)
・入口は空耳
・観劇したのは1st四天宝寺戦が初
・1stの最推しは植原卓也くん
・新テニとテニラビは半年で飽きた
こんな感じでしょうか。
入口が空耳って書くと多分叩かれると思いますが事実なんでしゃーない。
あの頃の暇を持て余してたオタク大学生の殆どは空耳見てたぞ。
あと、9年テニミュからは離れてましたが2.5舞台からはそんな疎遠になってたわけではなく、2016年頃から戦国BASARAの舞台には毎回通ってたり、金色のコルダの舞台を見に行ってたり、友人に誘われるがまま刀ミュのライブビューイングを見に行ってたり、そんなどっぷりではないけど理解はある。みたいな距離感です。
さて、そんな1stだけに取り憑かれた1stの亡霊とも言える私が何故今更3rd四天宝寺戦を観劇したのか。
理由はいくつかありますが、2ndや3rdからテニミュに入ったTwitterのフォロワーさんたちがすごく楽しそうにテニミュの話をしているのが気になったことが1番大きいかもしれません。Twitterの影響は強い。
あと、30も近くなって昔好きだったものや人が懐かしくなってきてるんだと思う。
こう書くとほんとにただの老害です。
前置きがえらい長くなってしまい、漸くここから本題なんですけど、ここまで書いてもう結構心がしんどくなってきた。
まあ書いてる当人はしんどいんですけど、そんなしんどい話ではないんで安心して読んでいただきたい。
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1.進化した舞台装置と大道具
まず亡霊が驚いたのは舞台装置。1stのときでは考えられなかった凝った小道具大道具、プロジェクションマッピング…
9年前から時間が止まってる亡霊は自販機が出てきただけで「すごい!」ってなりました。
1stのときの“持ち物はラケットだけ。必要最低限の小道具と照明で魅せる”的なテニミュはもう何処にも無く、“きちんとした”大道具を用いることで、舞台が1stの頃よりグッと明るくなっていました。
チームメイトが応援するベンチもそうね。記憶の中にあるベンチという名の白い階段ではなく、なんか、ちゃんとベンチベンチしてた。
2.1stのいい所を取り入れて進化した楽曲
事前情報として、フォロワーさんから『1stの時から使われてる曲もあるし、新曲もありますよ』という知識は得ていて、「新曲かあ…馴染みのあるあの曲やこの曲がよーわからん新曲に取り替えられてる可能性が高いの、辛すぎん?」と若干ブルーになったこともあったんですけど、結果から言うとめちゃくちゃ良かった。
白石くんのエクスタシーは1stのエクスタシーより、一層トランスしててセクシー極まりなかったし、ダンスも初代四天Aの春川が得意としてたカクカクダンス(命名:私)を良い感じに進化させた振り付けで、コレを見た瞬間「3rdは大丈夫」と確信しました。
四天宝寺の校歌も、ほほほい!ほほほい!してた時代のあれとはまた違ったお祭り感があり。
これは当たり前と言えば当たり前なんですけど、初代四天の子達と今の四天宝寺の子達は違うわけで。
各々のキャラクター、メンバーが集まった時に生まれる空気感。
初代の子には初代にしか歌えない歌があり、3rd四天の子には彼らにしか歌えない歌があって、新校歌はまさにそれでした。
いやー、他の新曲もよかったよー。
でもThis is my bestは1stの子が歌っても3rdの子が歌ってもこう、涙腺に来るものがありますね。単にこれは曲が良すぎる。
3.+αが手厚すぎる
これ、これよ。これが言いたくてこの記事を書いたと言っても過言ではない。
3rdを見て「やっぱテニミュすげえや」って思ったのは、ここなんですね。
よくテニプリというジャンルは福利厚生がしっかりしてる、みたいな話をしますが、テニミュは舞台本編に彩を添える、+αな部分が本当に濃厚すぎるんです。
最近だと刀ミュも手厚いなあーと蚊帳の外から見てたりもしたんですけど、それとはまた違った種類のものなんですよね。
私は今回一公演しか行ってないのであれなんですけど、日替わりネタだったりベンチネタだったり、これはもうおまけの域を超えてますね。テニミュは。目が何個あっても足りやしない。だからオペラグラスは必携だし、チケットは知らんうちに増えてる。
本気で殺しにかかってるからよ、あいつらキャスト。
それから!胃もたれするくらい濃厚なアンコール。これよ。
フルコースの料理食わされて、デザートまで出てきたと思ったらそこから更にスイパラに連れていかれるときの気持ちに近いものがあります。テニミュはカーテンコールから先が長ぇんじゃ。まじ。
ほんで最後の最後では惜しみなくキャストが客席降りしてハイタッチとか、もう気分はディズニーランドのキャラグリですよ。私は今だけお姫様。そうゆう気分よ。
そんなチェックしてなかった子も最後にハイタッチ求めてきたらそんなん好きになるに決まっとるやんけ。アホか。テニミュ、ほんとアホすぎて愛おしい。
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もっと細かく語りたいこともあるんですが、語ってると本が出そうになるのでそろそろ無理矢理纏めましょう。
9年振りにテニミュを見たこの気持ちを一言で言うならば、「観劇してよかった」。これにつきます。
テニミュは代替わりしてもやっぱりテニミュだったし、良かったところはより良くなって今なお受け継がれてるし、孫の代まで続いて欲しい、世界に誇れるコンテンツだなって思います。
だって普通に生きててこんな楽しいこと他にあります?そんな無くない?体感的には2泊3日の温泉旅行くらいの癒し度ですよ。テニミュ。
4th四天宝寺が今から楽しみなので、数年後も元気に観劇できるように貯蓄と健康管理をがんばります。
皆さんもテニミュを後世に遺すべく頑張りましょう。